• by DAVID BOWIE.

2016年01月05日

                 

Good Souls:The Greatest Hits / STARSAILOR

明けましておめでとう御座います。
今年もよろしくお願い致します。

-----

英国出身、4人組ロック・バンド、Starsailor(スターセイラ―)の、キャリア初となるベスト・アルバム『Good Souls:The Greatest Hits』。
2009年に一旦活動を休止するも、2014年に再始動。今作に新曲2曲を含むベスト盤で、完全新作アルバムへの地ならしとなるかもしれない。



サウンドチェック

#「Give Up The Ghost」(新曲)


#「Silence Is Easy」


#「Alcoholic」


#「In The Crossfire」

レビュー
まず、このバンドが出てきた当時、ガレージ・ロック・リバイバルのような雰囲気があった。そんな中、ある意味空気を読まないともいえる存在と思いながらも、しっかりと区別して認識していて間違いではなかったかなと、今の時点で感じている。

(ガレージ)ロック・バンドが一生懸命ギターをかき鳴らしている中、決して皆とは違うんだと主張するわけでもない存在、とりわけ静かなデビューだったにも関わらず、その佇まいから音楽の世界における自信を伺える。

なんと言っても、ノーザンソウルと呼ばれるヴォーカルが顕著だろう。そのヴォーカルを軸に、デビューアルバムの静かなロックがとても気に入っている。悲しさの雰囲気があるといえばそれまでだが、かき鳴らされるギターや、ドラムの性急さから一歩引いてみると、また別の世界が広がっている。過剰な熱を帯びても、また落ち着きを取り戻す、冷静さも併せ持つ。

セカンド・アルバム以降では、ファーストからまさに飛躍するような壮大さが目立つ。ファーストの雰囲気をそのままに聴くと好みが分かれたようだが、広げた世界を縮小することなく、続く3,4枚目を着実にリリースした。

何気なくチャートの上位にいつもランクインしているのは、実力があるからこそだろう。

今作はベスト盤だが、新曲が2曲入っている。(「04. Give Up The Ghost」「15. Hold On」)

やはり新しいアルバムが待ち遠しい。改めてノーザンソウルに触れるには、このバンドは外せない。



01. Good Souls
02. Silence Is Easy
03. Alcoholic (Single version)
04. Give Up The Ghost
05. In The Crossfire
06. Poor Missguided Fool
07. Four To The Floor (Radio Edit)
08. This Time (Radio Edit)
09. Fever (Radio Edit)
10. Born Again (Radio Edit)
11. Lullaby
12. Keep Us Together (Radio Edit)
13. Way To Fall
14. All The Plans (Radio Edit)
15. Hold On
16. Tell Me It's Not Over
17. Tie Up My Hands
18. Fidelity
19. Four To The Floor (Remix) (bonus)  


Posted by Takuji at 22:30Comments(0)音楽

2015年12月22日

                 

Nothing But Thieves / NOTHING BUT THIEVES

英国出身、5人組ロックバンド、Nothing But Thieves(ナッシング・バット・シーヴス)の同名デビューアルバム。
昨今のUKロックにおいて、所謂"活きのいい新人"を求めてたどり着いたバンドで、ロック不作真っ只中であるにもかかわらず奮闘している。





サウンドチェック


#「Ban All The Music」


#「Wake Up Call」


#「Graveyard Whistling」



レビュー

ボーカルの声音も、バンドとしてのサウンドも、どこか冷めたようなものかと思いきや、一気にマグマのように灼熱を帯びる展開がある。某洋楽雑誌では「破格の新人」などという必死なテーマを掲げているが、こういった間抜けなキャッチコピーが逆にこのバンドを貶めてしまっている。

冒頭#「Excuse Me」、次の#「Ban All The Music」の「激動かつエモーショナル」=激情にスイッチが入っていく展開がその様を表している。

また、ファルセットも使い分けできるボーカルは、昨今では久々な感じがする。

#「Wake Up Call」、#「Itch」にも、冷たさ(静けさ)から熱さへ転換する際に"歌"がブレない。

今年の夏、初来日となるフェスで、自身たちの出番直前でオーディエンスがかなり減ってしまたことに焦ったようだが、問題なく圧巻のパフォーマンスを披露していたようだ。

#「Graveyard Whistling」は、壮大さを控えつつも、スタジアムチックな場所が思い描かれるUKロックの醍醐味を詰め込んでいる。

新人離れしているとは言えないが、新人のような感じもしない。ある種こういった存在もUKロックらしいのかもしれない。



01. Excuse Me
02. Ban All the Music
03. Wake Up Call
04. Itch
05. If I Get High
06. Graveyard Whistling
07. Hostage
08. Trip Switch
09. Lover,Please Stay
10. Drawing Pins
11. Painkiller
12. Tempt You (Evocatio)
13. Honey Whiskey
14. Hanging
15. Neon Brother
16. Six Billion
17. In My Head
18. If I Get High (II)
19. Ban All the Music (II)  


Posted by Takuji at 22:30Comments(0)音楽

2015年12月11日

                 

Keep The Village Alive / STEREOPHONICS

前作に続き、Stereophonics(ステレオフォニックス)自らが設立したレーベル「スタイラス・レコーズ」から第2弾、通算9枚目の新作『Keep The Village Alive』。ウェールズの出身であるが、基本的にUKロック枠として捉えており、ロックンロールの安定性は、今作も健在である。



サウンドチェック


# C’est La Vie


# Song For The Summer


# I Wanna Get Lost With You



レビュー

なんだかんだで、妙な方向性や、実験的なサウンドビジョンに触れない純粋さが、このバンドからは感じる。また、相変わらず声がかっこいい。クールで、セクシー。

冒頭#「C’est La Vie」から軽快でアップテンポなナンバー、飾っていない。何かに展開していくだとか、壮大になるだとか、もちろん小細工もない。突き抜けて、突き抜けて、そして突き抜ける。

#「Song For The Summer」は、ミュージックビデオではモノクロが中心となった映像ではあるが、個人的には穏やかで優しい情景が思い浮かぶ。アルバムの中でもお気に入りの一つだ。

全体を通して、サウンドとボーカルの安定性は抜群、ロックンロールの声を今後も期待し、来日を希望する。

きちんとしたロックバンドがまだちゃんと生き残っているにも関わらず、洋楽専門誌『ロッキングオン』の今年のアルバムTOP50にランクしていない。
やはり近年際立つEDMの影響があるせいか、下火と言われても仕方がないかもしれないし、ロッキングオン編集者のおかしな感覚が働いてしまったのだろう。



01. C’est La Vie
02. White Lies
03. Sing Little Sister
04. I Wanna Get Lost With You
05. Song For The Summer
06. Fight Or Flight
07. My Hero
08. Sunny
09. Into The World
10. Mr And Mrs Smith
  


Posted by Takuji at 22:30Comments(0)音楽

2015年12月03日

                 

Anthems For Doomed Youth -リバティーンズ再臨- / THE LIBERTINES

再結成から5年、スタジオアルバムリリースが11年ぶりとなる、英国出身のTHE LIBERTINES(ザ・リバティーンズ)の3rdアルバム。

2000年代あたりに盛り上がりを見せていた、いわゆるガレージ・ロック・リバイバルにおける重要バンドで、中心メンバーのカール・バラ―と、ピート・ドハーティが秀逸な作詞、作曲、ソングライティング能力を持つ。しかし、ピートの度重なるドラッグ中毒によるバンド継続の困難を極め、一度2004年に解散している。



サウンドチェック


#「Gunga Din」


#「Heart Of The Matter」



レビュー

当初、多くのバンドのデビューアルバムでお決まりのように出てくる"粗削り"というフレーズが、このバンドにはあまり似合わないと思った。荒々しいサウンドやシャウトもあるが、そこにある一音、フレーズの刹那が、そこらに散らばるメロディーとはどこか違う。そんな"感覚"というか、"衝撃"は、今聴いても体が思い出すほどだ。

2ndアルバムを挟み、11年ぶりとなる新作だが、デビュー、セカンド・アルバムの感覚で聴くと、どこかしっくりこないと感じるだろう。"期待外れ"という評価も十分に当てはまるが、いずれこのような"感じ"になることも予感できていたような気がする。

王道ではないが、UKロックといえばUKロックである。ただ、どうしても拭いきれない当時の感覚は、プロデューサーが今作から変わったせいかなとも思える。でもまぁこれがリバティーンズ(=放蕩者)たる彼らそのものの姿かもしれない。




01. Barbarians
02. Gunga Din
03. Fame and Fortune
04. Anthem for Doomed Youth
05. You’re My Waterloo
06. Bery of the Beast
07. Iceman
08. Heart of the Matter
09. Fury of Chonburi
10. The Milkman’s Horse
11. Glasgow Coma Scale Blues
12. Dead For Love
13. Love On The Dole *
14. Bucket Shop *
15. Lust Of The Libertines *
16. 7 Deadly Sins -七つの大罪- *
17. Over It Again (bonus)
*Recorded live at Karma Sound Studios 20th May 2015  


Posted by Takuji at 22:30Comments(0)音楽

2015年10月20日

                 

1 Hopeful Rd. -華麗なるトラブル- / VINTAGE TROUBLE

LA出身の4人組ロックバンド、ヴィンテージ・トラブルの2ndアルバム。

1stアルバムのソウルフルでパワフルな展開と比べれば、多少は落ち着いた。



サウンドチェック


#「Run Like The River」


#「Doin' What You Were Doin'」



レビュー

基本的にヴォーカルのタイ・タイラーが、元々R&Bのグループで活動していたこともあり、単なるロックンロールに終わらせないエッセンスが加わっている、そんなユニークな雰囲気が気に入っている。

バンド名にもあるように、どことなく"ヴィンテージ"な感じも個人的には好きで、ライヴパフォーマンスを見たことが無い自分にとっては、コンポやモバイルオーディオから流れる音で判断せざるを得ないが、それでも全体的な雰囲気は好きだ。古き良き、などというつもりはないが、そんなありきたりな表現も少しくらいは使ってみたいほど。

実際の姿(=ライヴ)はどんなものなのだろうか。

ツアーの中で聞こえてくる評価はかなり高いのだという。

ただ、それでもファンからすれば、今作は前作に比べて落ち着いているという。

アーティストの方向性など、オーディエンスからすれば左右しようもないかもしれないが、ジャズの名門レーベル、ブルーノートに今作から移籍したのも落ち着いた要因の一つではないかと言われている。

それでいい。

ジャズのことなど一欠けらもわからないが、ジャズの雰囲気は嫌いではない。むしろ好きな部類かもしれない。

さまざまな要素を混ぜるバンドは数多だが、結果的にとっ散らかる傾向が多いと思われるが、混ぜ込む分量さえ間違わなければ、このバンドのようなカッコよさも、"落ち着き"も飲み込める。

そのうえで、ライヴパフォーマンスで度肝を抜かれたい。期待を込めて。



01. Run Like The River
02. From My Arms
03. Doin' What You Were Doin'
04. Angel City, California
05. Shows What You Know
06. My Heart Won'T Fall Again
07. Another Man'S Words
08. Strike Your Light
09. Before The Tear Drops
10. If You Loved Me
11. Another Baby
12. Soul Serenity (bonus)
13. Get It (bonus)
14. Honey Dew  


Posted by Takuji at 22:30Comments(0)音楽

2015年10月10日

                 

新しい成功のカタチ

新しい成功のカタチ?



それは何か、そんなことここじゃ言えませんね(笑)
contact  


Posted by Takuji at 10:10Comments(0)リリース

2015年09月03日

                 

Little Victories by THE STRYPES

2013年のデビューからの勢いはそのままに、アイルランドから出現した二十歳そこそこのバンド、THE STRYPES(ザ・ストライプス)のセカンド・アルバム『Little Victories』。

50年代や60年代のロックシーンを敬愛しているスタイルは不変、大物バンドの前座や楽曲参加で、新たな進化を期待したい。



サウンドチェック


#「Get Into It」


#「 I Need to Be Your Only」(Live Sessions)


#「A Good Night’s Sleep And A Cab Fare Home」


#「Eighty-Four」(Live Sessions)


#「Now She’s Gone」(Live Sessions)


#「Scumbag City」(Audio)



レビュー

冒頭の#1「Get Into It」は素直で挑発的であり、"若いから"というありきたりな表現は、ありきたりでいいとあっさり認めてしまうべきだ。この年代にありがちなスピード感とやんちゃ(ハチャメチャ)感だけとは一線を画す。

#3「A Good Night’s Sleep And A Cab Fare Home」は、ロックンロールの刹那が垣間見える。
いくらこれはロックだ、ロックではないと言っても、その刹那があるかどうか、見えるかどうか、感じるかどうかで、
ロックとしての芯の捉えようが変わってくる。

その刹那が#4「Eighty-Four」で勢いを持たせ、#5「Queen of the Half Crown」では渋めのギターイントロを響かせながら経由し、たどり着いた#6「(I Wanna Be Your) Everyday」がこのアルバムの中で特に気に入っているトラックだ。
前作、そして今作を含めた中で、珍しくバラード調である。こんな曲だとどうなるんだろうと疑問でありつつ期待していたが、満足させてもらっている。

#「Best Man」、#「Three Streets And A Village Green」で展開を変えつつ、すぐさまギアが入り、ツアーの影響なのか、#9~12まではUSロックのような雰囲気もある。

なお、ボーナストラックは7曲もあり、その中の今後も恒例となるのか、他アーティストのカバーがある。

今回は、MC5という1960年前半から1970年前半に活躍したバンドの#「Kick Out The Jams」で、ザ・ストライプスとしての鳴らし方で爆発させている。

ノリがいいから、若いから、という薄っぺらい感覚とは別時次元で今後も期待したいバンドだ。


スペシャルエディション


通常版


1. Get Into It
2. I Need to Be Your Only
3. A Good Night’s Sleep And A Cab Fare Home
4. Eighty-Four
5. Queen of the Half Crown
6. (I Wanna Be Your) Everyday
7. Best Man
8. Three Streets And A Village Green
9. Now She’s Gone
10. Cruel Brunette
11. Status Update
12. Scumbag City
13. Fill The Spaces In (bonus)
14. Lovers Leave (bonus)
15. Rejection (bonus)
16. G.O.V. (bonus)
17. Never There (bonus)
18. I Can’t Lie (bonus)
19. Kick Out The Jams (bonus)  


Posted by Takuji at 22:30Comments(0)音楽

2015年08月12日

                 

Drones by MUSE

ユニークなコンセプト作品、MUSE(ミューズ)の通産7作目『Drones』。

新しいアルバムが待ち遠しい数少ない珍しいバンドが、やはり期待を裏切らないアルバムをリリースした。



サウンドチェック


# Dead Inside


# Psycho


# Mercy


# Reapers [Official Lyric Video]


# The Handler [Official Lyric Video]



レビュー

今作は、人類がドローンに支配されるも、最終的には支配から逃れ、立ち上がっていくというコンセプトらしい。

序盤にところどころある激しいリフは、まるで別のバンドのへヴィロック(メタル)なのかと思えなくもない。

今作では控えめと噂されていたエレクトロニックな面は、なんだかんだで強烈じゃないかと思えなくもない「# Dead Inside」、「# Psycho」。ある意味狂気を植えつけられるようなソリッドなサウンドも印象的である。

「# Mercy」は、アルバムの中で、一番最近のミューズっぽさが感じられる。ライブにおいて、バンドもオーディエンスも共に爆発しそうなシーンが思い浮かぶ。個人的にこのアルバムにおけるハイライトになりつつある。

高速な「#Reapers」、ギターサウンドのうねりが特徴的な「#The Handler」も良い。

※「#Reapers」(リーパー(ズ))は軍事用ドローンのこと

最終曲「#Drones」は、教会で歌われる賛美歌のような、物語的に平和な時が訪れたようなイメージではあるが、"アーメン"と言ったあとの終極が、果たしてどのような光景になっているのかわからない。
聴きようによっては、全てが無になったことをイメージできなくもない。

攻撃的、そして破滅的であるにも関わらず、美しくもある。

恐ろしくレベルの高い中二病の世界。



1. Dead Inside
2. [Drill Sergeant]
3. Psycho
4. Mercy
5. Reapers
6. The Handler
7. [JFK]
8. Defector
9. Revolt
10. Aftermath
11. The Globalist
12. Drones

  


Posted by Takuji at 22:30Comments(0)音楽