• by DAVID BOWIE.

2015年06月25日

Saturns Pattern by PAUL WELLER

PAUL WELLER(ポール・ウェラー)の通産12作目『Saturns Pattern』。

今作含め、近年のアルバムは賛否両論の印象もある。

しかし、そういった評価をいちいち気にせず、還暦に近いにも関わらず、制作意欲は向上し続けている様は期待したくなるもの。



サウンドチェック


# White Sky


# Long Time


# Going My Way (BBC The One Show 2015)



レビュー

冒頭にも触れたが、近年の彼の作品は賛否両論の声が目立つように思う。

"どこに向かっているのか?"というアマゾンでのレビューも見かけた。

ただ、常にブレていないことは、どの作品よりもベストであること、あるいは、次のアルバムが今までの中で一番であるということだろう。

「# White Sky」は、ライブのオープニングで格好良く登場してほしいように思えるほどのディストーションで、ウェラーのボーカルの力強さがある。少しばかりサイケデリックな感じもある。

「# Long Time」は「# White Sky」のサイケデリック感を排し、もっと忠実なロックンロールに沿うようなシンプル且つストレートなトラックになっている。

彼の場合、早いだとか激しいといった音楽性は、"まだまだ若い"といった年齢的なものではなく、創造性と意欲に関わってくるものに思う。

もちろん早くとも激しくとも良いと思うが、個人的には穏やか過ぎないミドルテンポの「# Going My Way」が特に気に入っているし、ミュージック・ビデオはないが「# Pick It Up」も良いと思う。



近年の作品に対するネガティブな意見は、やはり彼の実績からくるものではないだろうか。

THE JAM(ザ・ジャム)として1977年にデビューし、THE STYLE COUNCIL(ザ・スタイル・カウンシル)、ソロという経緯で聞いてきたオーディエンスの中に必ずといっていいほどある"○○期(○○時代)"。

新しい作品が出来上がるたびに、ポール・ウェラーが辿ってきた軌跡を回想することもあるかもしれないが、聴く側としてそこにあまり固執しないところから入るのも面白いんじゃないかと思う。



1. White Sky
2. Saturns Pattern
3. Going My Way
4. Long Time
5. Pick It Up
6. I'm Where I Should Be
7. Phoenix
8. In The Car...
9. These City Streets
10. I Work In The Clouds(Bonus Track)
11. Praise If You Wanna(Bonus Track)  


Posted by Takuji at 22:30Comments(0)音楽

2015年06月15日

The Magic Whip by BLUR

リアルタイムで意識していなかった世代だからか、"僕らのブラーが帰ってきた!"とは微塵も思わない、英国のロックバンドBLUR(ブラー)の12年ぶりの新作『The Magic Whip』。



サウンドチェック


# Lonesome Street


# Go Out


# There Are Too Many of Us


# Ong Ong



レビュー

全体的にミドルテンポのトラックで、ブラーだよと言われれば、確かにブラーである。

ひねくれを通り越して、実はUKロックの正統派なのかもしれないが、独特のテイストは健在。

所謂"ブリットポップ"といわれる盛り上がり世代の代表格のバンドの一つであるが、ヴォーカルで中心人物のデーモン・アルバーンは、今作がリリースされるまでの12年間、別プロジェクトをやったり、ソロ活動をしたりと忙しくしていた。
シングル数曲をバンドとしてリリースしていたこともあるにはあったが、昨年にソロとして初めてのアルバムをリリースした時、「あぁ、バンドとして(動くの)はまだ先かな?」となんとなく予想していたが、まさかのバンドとして新作リリースには驚いた。

このアルバムが原点復帰だとか、ロックかロックでないかとかいったことはどうでもよくて、我々オーディエンスが自由に、そして適当に気まぐれであるが故に、今作の捉え方は様々。どんな分野についても当てはまることかもしれないが、この新作はそういった部分を意識しつつ聴いてみるのがいいように思う。



「# Lonesome Street」はこの中でも聴きやすいブラー的ポップなトラックだが、「# There Are Too Many of Us」は何か別のアルバムに入ってそうな雰囲気のごとく違う。

ミュージック・ビデオも、シングルカットについても今のところ不明だが、「# Ghost Ship」や、「# Ong Ong」の脱力感というかなんというか、これにハマる人はハマると思う。個人的には好きなほうである。

様々なアイデアを持っているだろうデーモン・アルバーンというミュージシャン。
メロディーの展開から、一聴すると全体的に暗いと感じるかもしれないが、その暗さ(憂鬱さ)の中で、実はニヤリとしているような、そんな光景が思い浮かぶ。



1. Lonesome Street
2. New World Towers
3. Go Out
4. Ice Cream Man
5. Thought I Was A Spaceman
6. I Broadcast
7. My Terracotta Heart
8. There Are Too Many Of Us
9. Ghost Ship
10. Pyongyang
11. Ong Ong
12. Mirrorball
13. Y'All Doomed(Bonus Track)  


Posted by Takuji at 22:30Comments(0)音楽